カジカ蛙の岸辺

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help リーダーに追加 RSS ゲルト・クナッパーさんの住まい

<<   作成日時 : 2008/07/05 20:00   >>

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陶芸家であり、造形家でいらっしゃるゲルト・クナッパーさんのお住まいは、茨城県大子町にある。農家を買い取って改造された住まいは、威風堂々の風格である。

日本人が捨ててしまった生活様式・萱葺き屋根の住まいを生活の場にしようとされたクナッパーさんの哲学、思想、美意識、感覚に感服する。屋根には光採りの天窓を二つ考案されて、その造形がまたなんとも言えず格式の高さを生んでいる。

日本人の古い文化様式には日本の風土や自然環境に適した共生の思想がある。洋風への絶対的な信奉とも言えるような傾斜によって、日本古来の萱葺き文化や、日本建築の技術は消えつつある。湿度が高く、四季の気温変化に対応した家屋は、知恵を駆使した見事な造形といえよう。空調もいらず、無駄なCO2も排出しない家屋は再考されるべきものと言えよう。そして、何より、自然に学び、自然と共に生きようとする日本人の優れた思想が脈打っているように思われてならない。

今、クナッパーさんのような日本文化を大事にされる方の生き方を通して、日本古来の生活全般に関して見直されることは、ある意味で日本人を客観視することができるよい機会になると言えよう。

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 冷暖房が廊下もトイレもすべての空間に完備されていて、大嫌いな虫は存在せず、嫌な臭いもないし、いつでも快適温度のお湯が出る―そんな暮らしがいいと思っていた。
 長年、自分の体と付き合っていたら、自分の育った土壌や風土の影響を受けていることに気づいた。
 梅雨時、洗濯物を室内に干すとなかなか乾かない。仕方がないので、除湿機を買って来た。「うちは塗り壁だから、水分を家が吸ってくれるし、乾燥してるときは水分を出してくれるのよ」と人から言われ、昔から培われてきた知恵の結晶は科学的根拠なんて他力本願な考え方を吹き飛ばしてくれる。
 茅葺屋根かぁ〜。こりゃ、昔の村の人付き合いも含めて復活させないと維持が難しい。人のつながりあっての住居か。
 私の理想は軒下の長い、縁側のある平屋。通りから垣根越しに人が声をかけてきたら、お茶のいっぱいなりとお出しして、みかんの皮でもむいておしゃべりするのになぁ。何につけてもお金のかかるこの国で、これはなかなか高級な夢の部類となってしまった。
ねんねこ
2008/07/07 11:40

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